「早くして!」を減らしたい。子どもが自分から動きたくなる5つの工夫

急いでいる朝の着替えや、おもちゃの片付け、トイレや手洗い。

ついつい子どもに、
「早くして!」と言ってしまうこと、ありますよね。

大人には予定や時間の制約がありますが、子どもはなかなかこちらの思うようには動いてくれません。

急いでほしいときに限って別のことをやり始めたり、むしろ「やらないでね」ということをやってみたり(笑)。

保育園でも、子どもたちに「こんな風に動いてくれたらいいな~」と思う場面はたくさんあります。

そんなとき、何度も「〇〇しよう」と伝えるのではなく、子どもが自分から「やってみたい」と思えるように少しだけ声の掛け方を工夫したり、環境を整えたりすることで、びっくりするくらいスムーズに動いてくれることもあるのです。

この記事では、家庭でもすぐに取り入れられる5つの工夫をご紹介します。

目次

ゲーム感覚で楽しむ工夫

なかなか着替えが進まないときや、靴を履いてくれないとき…
そんなとき

「よーい、どん!」

競争のようにすると、張り切って準備を始めることがあります。

「早くして!」と言いたくなるところを「どっちが早いかな?」「カッコいい靴下、履けるかな~?」など、子どもがちょっと楽しくなる言葉に言い換えてみましょう。

大人から見ると「やらなければいけないこと」でも、子どもにとってはちょっとした遊びになると取り組みやすくなることがあります。

「ここを通りたい」と思える工夫

保育園での活動で、靴を履いて戸外に出ることがあります。

靴箱まで移動するときに通ってほしい場所があるのですが、「ここを通ってね」と伝えても、不思議なことになかなか通ってくれず、違う場所で走り出してしまうことも(笑)。

そこで、子どもたちに通ってほしい場所の床に足型を貼ってみることにしました。

一つ踏んで、次の足型へ
また一つ踏んで、その次へ


大人が「こっちだよ」と何度も言わなくても、足型を一つずつ踏みながら、通ってほしかった場所を楽しそうに進んでくれるのです!

「そこには行かないで」と伝えるのではなく、「ここを通ってみたい」と思える仕掛けをする。

ご家庭でも、子どもに通ってほしい場所や立ってほしい場所に足型やマークをつけるなど、ちょっとした遊びとして取り入れてみてはいかがでしょう。

「完成させよう」と思える工夫

「おもちゃを片付けよう」と言っても、子どもにとっては

「どこに?」
「何を?」

と分かりにくいこともあります。

保育園では、収納ボックスをおもちゃの「お家」にして、中に入れるおもちゃの写真を貼ることがあります。

車のお家。
ブロックのお家。
おままごとの道具のお家。


写真を見れば、小さな子どもでもどこへ何を片付ければいいのかがわかりやすくなります。

また、「同じものを同じ場所に戻す」という分かりやすいゴールがあることで、ゲームを完成させるような感覚で楽しみながら取り組めることもあります。

「ここに入れて」と何度も説明するより、子ども自身が見て分かる環境をつくっておくことで、片付けがしやすくなります。

わくわくする気持ちを引き出す工夫

おやつの前なのに、なかなか手を洗いたがらない。

そんなとき、

「手を洗って」

と繰り返すより、

「あわあわしたら、〇〇を食べよう~」

と、そのあとに待っている楽しいことを伝えると、スムーズに手洗いへ向かうことがあります。

子どもにとっては、「手を洗うこと」だけを切り取って考えるより、
その先に何が待っているのかが分かると、動きやすくなることがあります。

「着替えをしたら公園に行こう」
「お片付けをしたら絵本を読もう」


など、次の見通しが持てるように伝えてみるのも一つの方法です。

子どもの「好き」を味方につける

トイレに行きたがらない子どもには、好きなキャラクターや好きな動物などの絵を、トイレに貼ってみるのもおすすめです。

「トイレ行こう」

と伝えてもなかなか気分が乗らない場合でも、

「〇〇に会いに行こうか」

と誘うと、すんなりついてきてくれることがあります。

トイレに着くと

「〇〇がカッコいいところ見てるよ~」

なんて伝えると、頑張ってくれることも!

子どもの「好き」は、思っている以上に大きな力になることがあります。

「早くして!」をゼロにできなくても大丈夫です

ここまで5つの工夫をご紹介しましたが、現実には毎日時間に追われながら子育てをしていれば子どもの気持ちに合わせて時間がとれる日ばかりではありませんよね。

特に仕事の日の朝。
家を出る時間は迫っているのに、自分の準備も終わっていない。

そんなとき子どもの準備も進んでいないと、
「もう早くして~!」
となることだってあると思います。

そんな日は、
「ごめんね~、今日は手伝わせてね」
と、大人が着替えなどをお手伝いする日があってもいいと思います。

生活には時間の制約もあるため、
「本当は自分でやらせてあげたいけれど、今日はちょっと無理」
という日が出てくるのも仕方がないことです。

その代わり、時間に余裕のある休日などには、
「今日は自分でやってみようか」と、ゆっくり待ってみてください。

毎回完璧にできなくても、時間のある日にそんなふうにゆっくりと関わることで、子どもの「自分でやりたい」という気持ちに丁寧に寄り添ってあげることができます。

無理なくできることから始めてみましょう

毎日同じことで、

「早くして!」
「片付けて!」
「手を洗って!」

などと声を掛けていることがあれば
「伝え方だけではなく、環境も変えられないかな?」
と考えてみてください。

足型を貼ったり、写真を貼ったり、子どもの好きなものを取り入れてみたり…

ほんの少し環境を変えるだけで、大人が何度も言わなくても、子どもが「やってみたい」と自分から動き始めてくれることがありますよ!

まずは何か一つ。無理なくできそうなことから試してみてくださいね。

大人の「こうしてほしい」と、子どもの「やってみたい」が少しずつ重なっていくと良いですね。

毎日の生活の中で無理なくできる工夫を取り入れながら、大人も子どもも心地よく過ごせる時間が増えていくと素敵です✨

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次